20世紀の工業化社会を支えた物質・材料系科学、ならびに情報化社会の出現の原動 力となったエレクトロニクスは、協同現象、バイオ物質、電気化学、ナノ構造物性な どのキーワードに象徴されるように、新しい事象、材料、プロセス手法、新機能デバ イスなどの新しい芽を包含しつつ、新たな進化を遂げようとしています。これらの融合には、ナ ノテクノロジーのように、各分野単独では産み出し得ない革新的な技術を産み出し、2 1世紀の新産業創成につながるという大きな期待がかけられています。本専攻の教員を 中核として「分子ナノ工学」に関する中核的研究拠点(COE)形成計画が推進され、学際性が際立つナノ理工学を強力に推進する環境も整いました。
当専攻は、「学際領域専攻」として位置付けられます。各学科で基礎教育を受け、ス ムーズにこの新専攻の大学院に進学し、そこで全く新しい環境で教育・研究を受け、 ナノテクノロジーを応用した新産業創出に貢献する能力を身につけることができます。同時に、全く 新しい学問領域を開拓しうるポテンシャルを持つこともできます。本専攻には、ナノエ レクトロニクス分野、ナノケミストリー分野、ナノ基礎物性分野の3分野があり、専 攻内に共通する講義、それぞれの分野内に研究指導と演習、講義科目が設置されてい ます。いずれかの研究分野に所属して研究指導教員の指導に基づき、分野内の科目を中 心に履修できます。
ナノエレクトロニクス分野電子や光など情報の最小担体を処理するデバイスを、単にIT 技術にとどまらず、バイオテクノロジーや環境科学などにおいても発展させることを目的とします。電気工学を基礎学問として、ナノスケールでの物理、化学、生命現象を解析し、その工学応用について研究を行います。
ナノケミストリー分野精密合成や反応制御といった化学的アプローチを用い、原子分子レベルから構造や機能を制御したナノマテリアルの創製およびそのための新規反応プロセスの開発、さらに得られたナノマテリアルの機能を活かした種々のデバイスシステム等について研究を行います。
ナノ基礎物性分野ナノスケールは量子効果が顕著に働く領域であるとともに、人工的な操作が可能な極限領域でもあります。ナノスケールの物質の構造や諸性質・諸現象の解明を量子力学的レベルで行い、さらに構造や現象の人工的な操作に必須の科学的知見を与えることを目的とします。
ナノエレクトロニクス分野
ナノケミストリー分野
◆川原田 洋 教授 ナノデバイス研究 ◆シェリフ エル サフティ 教授 ナノマテリアル研究 ◆庄子 習一 教授 マイクロシステム研究 ◆堀越 佳治 教授 半導体ナノ工学研究 ◆宇高 勝之 教授 ナノフォトニクス研究 ◆谷井 孝至 准教授 分子ナノ工学研究 ◆渡邉 孝信 准教授 ナノ材料情報学研究
ナノ基礎物性分野
◆逢坂 哲彌 教授 ナノ電子材料化学研究 ◆黒田 一幸 教授 ナノ材料合成化学研究 ◆本間 敬之 教授 ナノ機能表面化学研究 ◆門間 聰之 准教授 ナノ電気化学研究
※専攻科目の詳細についてはシラバスをご覧ください。
◆朝日 透 教授 ナノキラル科学研究 ◆大島 忠平 教授 表面ナノ物理学研究 ◆小山 泰正 教授 固体物理研究 ◆竹内 淳 教授 半導体量子物理研究 ◆山中 由也 教授 凝縮系の理論物理研究 ◆山本 知之 教授 量子物性科学研究
◆電子メールアドレス: nano@sci.waseda.ac.jp (ナノ理工学専攻広報担当) ◆アクセスマップ
最終更新日時 2005/10/03 (C)2003 ナノ理工学専攻